本など読んでる場合でないんですが、
そういう時に限って読みたい本が溜まるわけで。
ちょっと前、何度目かのアン・ビーティブームが来て、
片っ端から読んだ。
「貯水池に風が吹く日」が見つからないのはなぜだろう(涙)
この短編集、大好き。
こないだお友だちが貸してくれたコミック。
そう言えばずいぶん話題になってたっけ。
古代ローマと現代日本のお風呂事情がなぜか行き来する物語。
確かにおもろいわ。
今読んでるのはこれ。
エルロイに詩の神が舞い降りた、とでも言おうか、
ボストン・テラン大好き。
「神は銃弾」素晴らしかった。
前にも書いたけど、
恥ずかしながらこの人の小説いっこもちゃんと読んだことない。
この人が訳したチャンドラーやカポーティやフィッツジェラルドは読んでるけど、
高校生の時「風の歌を聴け」で挫折して以来、手つかず。
松山ケンイチくんを思い浮かべながら読めばきっと読めるさ!
と思い、ついに購入。まだ未読ですが近々。
でも、いま一番に読みたいのはこれ。
自衛官をしているママ友が、わざわざ届けてくれた。
防衛省の東北方面担当・政策補佐官の方が、
被災地での自衛隊の救援活動の様子を日記に書き、
それが書籍化されたもの。
ママ友自身は内勤なので、実際被災地に行くことはなかったけれど、
救援活動が長引く中で、これはもしかしたらと思い、
装備を確認したりした時もあったそうで、
「いけない、制服に名札付けなきゃって、あわてて縫ったりしたんですよ〜」
と、笑っていた。
あたしは彼女を知っていたので、
震災後、自衛隊の頑張ってる映像や写真を見るたび、
彼女を応援する気持ちで、頑張れ!って思ったし、
自衛官とは思えないほっこりした笑顔やもの静かな様子を思い出しながら、
ああきっと、ああいう人たちが黙って現場で頑張ってるんだ、
だから、あたしもがちゃがちゃ言わずに、
黙って自分の場所で自分の仕事を頑張ろうって思えた。
あの思いは、あの混乱の春を乗り越えるための、
大きな勇気になった、と、いまあらためて思ってる。
泣かずに、読めるかな?