真夏の独唱


豆腐メンタルの私としては、万が一それが遂行できなかった時の動揺の方が怖いので、
ジンクス、ルーティンの類はできるだけ作らないことにしている。
お守り、おまじない(?)とかも無し。
ライブの日でも特別なことは無し。
でもひとつだけ、なぜか梅干を信じているので(単に好きなだけかもしれない)、
本番前はコンビニで梅干おにぎり買って食べたりする。
8月5日の朝は、なんとなくおかゆさんを作って、日の丸にしてみた。
いい歌うたえますように、と、軽く祈りながら(あんまり期待しちゃいけないんだよ)。

minthallへ出発。第三京浜。くもはーあーつくーそーらはーみえーずー

ところが近づくにつれ切れ始める雲。横浜には空あり。

今年4回目のminthallの相棒。
ふたりで、遠くまで届く歌、うたえたかな。

何度やっても配信ライブは独特の緊張感。
終わるとひたすらへとへとのぼろカス。
お客さん、という充電器がないからだなあ、と、あらためて。
放電のみ、という淋しさ。
でも、誰かにもしかしたら届いているかもしれない、と思いながら、
見えないものに目を凝らすように歌うのは、
ものを作る者として原点、裸、のようにも思いつつ。
見てくれた皆さん、ありがとう、ありがとう。きっとそこにいる、って、信じて歌いました。

配信を見てくれた友だちの川村結花さんが、
歌魂みたいなものを確かめていくドキュメンタリーみたいだった、とあったかいメッセージをくれて、
くすぐったく照れつつ、ありがたく、うれしく。
有料配信なので実験になってはいけないんだけど、配信だからのチャレンジはあって。
一字一句を噛み締めたくて「Stand and Fight」はビートを変えて歌いました。
不意の思いつき。弾き語りの自由度を楽しみつつ。
エンドロールとの対比を楽しんでいただけたら。
アーカイブは19日まで。

打ち上げでは久々に瓶ビールを決めてみた。
ジョッキの生ビールも好き。でもこのちっちゃいコップでどんどん飲んでどんどん注ぐのも好き。
2月の配信の時はまだ時短で打ち上げできなかったけど、
映像班、minthallスタッフも一緒に、このたびは12時近くから始めて、「疲れたー!疲れたー!」と言いながら3時くらいまで飲んじゃった。
ありがとう。

配信、という新たな地平。
この先どうなっていくのかなと思いつつ、創成期、過渡期のチャレンジも楽しみつつ。
お客さんがいた方がいい。ぜったいに。間違いなく。
だから10月は集合です。
おれたちの7th Floor。プロレス入場。
あれをしてください、これをしないでください、が、すこしでもなくなってるといいな。
汚れた手も、疲れた手も、隔てなく、躊躇なく握れる。それがライブハウスなので。

配信ライブ「独唱〜2022年、夏〜」
2022.8.5(金)Yokohama minthall

01. I know
02. ありふれたグレイ
03. 青
04. HERO
05. ダイヤモンドダスト
06. HELPLESS
07. ひとり
08. flower
09. S
10. Stand and Fight
11. 月の河

E.C
01. スイッチ(未発表)
02. 流星の日