さよならだけが人生だ。
寺山修司も好きだったというこの名台詞、
元は漢詩で、それを井伏鱒二が訳して有名になって、
ああそう言えば井伏鱒二は藤島大さんが尊敬する作家だったなあ、
「山椒魚」って昔読んだっけなあ、
井伏鱒二は太宰治の仲人だったんだよなあ、
などと、
花散らしの冷たい雨を見ながらひたすらとりとめなく。
この杯を受けてくれ
どうぞなみなみと注がしておくれ
花に嵐のたとえもあるぞ
さよならだけが人生だ
すっかり葉桜となったテラスの桜。
その潔さこそが。
その一瞬こそが。
その永遠こそが。
ママドンクライの準備をしつつ、
初夏の九州に思いを馳せ。
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で、
一切合切カンケーなくこのひとは今日も天下泰平。
寝ている、というか、倒れている、というか、落ちている、というか。