花に嵐のたとえもあるぞ


さよならだけが人生だ。

寺山修司も好きだったというこの名台詞、
元は漢詩で、それを井伏鱒二が訳して有名になって、
ああそう言えば井伏鱒二は藤島大さんが尊敬する作家だったなあ、
「山椒魚」って昔読んだっけなあ、
井伏鱒二は太宰治の仲人だったんだよなあ、

などと、

花散らしの冷たい雨を見ながらひたすらとりとめなく。

この杯を受けてくれ
どうぞなみなみと注がしておくれ
花に嵐のたとえもあるぞ
さよならだけが人生だ

すっかり葉桜となったテラスの桜。
その潔さこそが。
その一瞬こそが。
その永遠こそが。

ママドンクライの準備をしつつ、
初夏の九州に思いを馳せ。
LIVE情報、ぜひご覧下さいませ。

で、

一切合切カンケーなくこのひとは今日も天下泰平。
寝ている、というか、倒れている、というか、落ちている、というか。

120414