“I’m going to try this and it’s not going to be easy.”
試合後のインタビュー、準優勝のマレーはそう言って、涙で絶句した。
簡単じゃないんだ。
8時間の時差を越えて、深夜の東京に、その簡単な言葉は届いた。
もうたぶんこれを越える人は出ない、というくらいの記録を打ち立て、
2年ぶりに世界ナンバーワンに返り咲いたフェデラーにしたって、
その道のりは決してたやすくはなかった。
勝つことも、負けることも、簡単なことなんてひとつもない。
叫んでも叫んでも燃え残る思いをロックンロールと呼ぶ。
2012年ウィンブルドン、アンディ・マレーの渾身のロックンロール、しかと見届けた。
全部終わって、
夜空には半分だけのお月さまが輝き。
準優勝インタビューであんなに泣いたの初めてだったなあ。
素晴らしい決勝をありがとう。
次はゴルフ全英オープン。
ロイヤルリザム&セントアンズでお会いしましょう。
それが終わればいよいよオリンピック。
簡単じゃないブリティッシュタイムデイズは続くのです。