12/9、duo。大森洋平ワンマンライブ。
ディスクガレージさま、ちゃんと名前書いてやってくださいませ。
アルバム「Gerden」特設ページのコメントで、
私は洋平ちゃんのことを「なつかない猫」と書いたけど、
なつかない猫は、時代の方なのかもしれないな、と、
会場の隅っこでろくでなしの晴れ姿を見ながら、ふと思った。
甘えて来るから撫でてやろうとすると、爪を立てて逃げて行く、なつかない猫。
幾度か触れた、そのあたたかさと、柔らかさが忘れられなくて、
性懲りもなく待っちゃうんだな、これが。
なつかない時代に、いつか後悔させてやろうぜい、と、
疾走する歌声に呼びかけ、自分自身にも呼びかけた。
ありがと、洋平ちゃん。カッコ良かったよ。
お友だちもたくさん来てた様子だったし、
顔は見ずに会場を出た。
「勝った時はすぐ帰るの」というエディ・タウンゼントの言葉をちょっと思い出しつつ、なんちゃって。
で、
duoのパスを付けたまま、走ってお向かいのビルへ。
7th Floorにて、ヒメノ、拝郷さん、しらいしさん3人娘のイベント、凛々〜LiLi〜Vol.1。
モノクロのエッジのきつい画面から、
いきなり総天然色、という感じで、
女子は女子だってだけでやっぱなんかアドバンテージあるのね、と、つくづく。
(私はそういう実感いちどもないけど)
3人の前のめりな情熱に、7thの窓ガラスも曇る勢い。
はじまり、に立ち会えて、すごい得した気分だったなあ。
げに恋こそはまことのいのちである、と倉田百三は書いた。
置き換えても、置き換えなくても、どっちでもいいな、
歌い手にとっては、歌と書いて恋と読むのだな、と、
帰り道、ほろ酔いで、冬の空にちらほら光る星を眺めつつ、
歌満ちる渋谷の夜は更けて。