福岡まで結局いちどもまともに降られずじまいの旅。
週間予報で17日の札幌に雨マークが付いた時、
ああそうか、そういうオチか、と納得したんだけど。
着いたらやっぱり青空が迎えてくれたわけで。
ま、このあと曇って、夜はすこし降りましたが。
大阪に続き、気付いたら4年ぶりとなってしまった札幌。
「名も無い雨のように」ツアーファイナル。
くうのピアノ。この子は引っ込み思案で、
リハの時はちょっと心配なくらい鳴らないんだけど、
本番、お客さんが入るとあれよあれよと歌いだす。
店主の山本さんご夫妻。
4年も空いてしまったのに歓迎してくださって、
直前に調律して待ち構えていていただいて感激。
おかげで、安心して存分に歌いました。
同じく、4年の間歌を待ち続けてくれた札幌の皆さん。
ありがとう。心強い客席でした。
デビュー当時のディレクターが、札幌から転勤してきたばかりの人だった、
ということもあって、
デビュー直前いちばん最初に行った地方が札幌。
だから、札幌は大丈夫って、いつも心のどっかで勝手に思ってた。
あれから20年以上経って、やっぱり札幌は大丈夫だった、
って思ってるのが私だけじゃないといいんだけど。
私の歌、を挟んで、
気持ちをやり取りした夜だったなと思う。
同じものが好きでよかった。大事なものが同じでよかった。
一瞬で会えなかった時間が埋まっていくのがわかった。
ずっとあなたが好きだった。
ありがとう、伝わってるよ。
私からの同じ言葉も、伝わってるといいな、と、
あれから1週間経って、なお深々と思う。
持ってったCD完売御礼。
STAY FOOLISH。
次に会う時まで、とどまろう、お互いに。
実は札幌に行くすこし前にうっかり風邪引いてしまって、
本番は、鼻声バレるかなあと若干ヒヤヒヤしつつだったんだけど、
その分冷静な部分が残ってたせいで、無駄な力が抜けて、
結果的には出来は良かったかと。
晴れの日も雨の日もあって、ああ雨だ、ってへこんじゃうと負けるの。
そんな日もある、って、明るくあきらめて、
その日のベストを尽くすしかないって思えれば、
意外と道は拓ける。
終わって打ち上げ。
いつも、地元の方ならではの美味しいとこに連れてってくださる店主山本夫妻。
今回も、ここは一見無理!というナイショのお店で、
サッポロクラシックとともに、
甘海老の塩辛だの、ラム肉のカルパッチョだの、感涙乾杯。
お酒も話も止まらず夜は更けて、
翌日は帰る前に、飲みながら山本さんに勧められたこの場所へ。
大倉山ジャンプ競技場!
写真では言葉ではとても伝えられないまっさかさま感。
芸人魂が高所恐怖症に勝って、
こわいよこわいよと叫びながらリフトに乗り頂上へ。
展望台まで行ったもののこわくて手すりの向こう覗けず。
かろうじて1枚だけ写真撮って走って戻った(笑)
でも、本物のジャンプを見てみたいなあってすごく思った。
真冬の札幌。チャレンジしたいなあ。
と、思わぬ冒険のオチで幕を閉じたツアー。
東京に帰ったらさすがによれよれで、咳と鼻水決壊。
頑張ったから風邪くらい引いてもいいか、とあきらめて、
お相撲とゴルフ全英オープンに癒されつつの1週間。
白鵬すごかったなあ。スピースも見事だったなあ。
松山くん惜しかったなあ(ああ最終日1番のトリプルボギー!)
勝ったり、負けたり、うれしかったり、悔しかったり。
みんな、きっとすぐに忘れてしまうけど。
覚えていたい幾つもの夜に感謝しながら、
元気になってきて、
また、
歌いたく、
なってきた、ぞ。
JOURNEY2017 early summer
「名も無い雨のように」
7.17 札幌 くう
01.ひとり
02.M78
03.ダイヤモンドダスト
04.HERO
05.ひといろ
06.春のように
07.祭りばやしが聞こえる
08.答えのない悲しみを
09.感傷
10.願わくば
11.I know
E.C
01.満月
02.誰の様でもなく
E.C 2
01.LIKE 17