12月21日、快晴の郡山。
今年初めての旅が、2月の郡山だったんだけど、
10ヶ月後、今年最後の歌が郡山になるなんて、思いもしなかった。
地元郡山出身のシンガーソングライター、小野一樹くん主催のイベントで、
今回59回目となった「HOME」。
金曜とはいえ平日の夜。
地元で待っててくれた皆さん、
果敢に遠征してくれた皆さんに心から感謝を。
初めてご一緒したダーフーさん。
ふたりのお子さんへの思いを歌われた歌がとてもステキだった。
子どもの歌はどっちに転んでも「いい話」になっちゃうので、
ちゃんと作品にすることは、実はとても難しいんだけど、
自己満足に流れず、見事に音楽だった。
穏やかで朴訥な風貌、でも骨のあるブルースマン。
こういう刺激的な出会い、うれしい。
私は、と言えば、息子の風邪をうっかりもらってしまって、
ちょっと焦りつつ。
晴れの日も、雨の日もある。
2018年は、いろんな場所で、いろんな気持ちで、
いろんな色の歌を歌ったなあ。
peak actionのよく歌うアップライトとの出会いも忘れ難く。
小野くんちは、郡山駅そばのpeak actionからしばし離れ、
遠くに山が見えて、畑に囲まれた空の広い場所。
おおー、田舎だぞー、と大きな声で叫びたくなる。
窓の外に広がる空のように、愛ももてなしも大らかに山盛り。
小野おかあさんの打ち上げ手料理はこのたびも最強に美味。
夏に体調を崩してみんなで心配した小野おとうさん、
元気になって、ほんとうによかった。
何も聞かずに受け入れてくれるあたたかさと豊かさ。
目いっぱい甘えて、充電して来た。
私は、田舎者が嫌い。
田舎者、っていうのは、田舎に住んでる人のことを言うんじゃない。
東京の南青山あたりに結構いるらしいけど、
上品ぶってまわりを恥ずかしい気持ちにさせる人を、田舎者と呼ぶ。
そのように、
2018年の歌を納め、
帰って来たらPCの調子が悪かったり、
ついでに掃除機の機嫌も悪かったり、
やはり一筋縄ではいかない年と嘆きつつ、
幸いにして篠原美也子はまだ壊れてないようなので、
ゆるゆると飲みながら来週からの来年に思いを馳せております。