2月7日、南青山MANDALA。
pianorium360°。
ピアノをフロアに下ろして360度客席というプロレス型ステージで、
入日茜、川村結花、柴草玲、
それぞれ十分にメインイベンターである共演者との対戦を、
心ゆくまで楽しんだ贅沢な夜でした。
野心的な企画を3日間実現したスタッフ諸氏に拍手を。
そして、平日の夜にも関わらずたくさんお集まりいただき、
最後まで見届けてくださった果敢なお客さま各位に、心より感謝を。
普段、ステージと客席、と分かれてというかたちだと、
歌いながら、客席に向かって、客席の方へ、みたいに思ったりするけど、
全方向が相手、と思ったら、むしろ開き直って、
どこに向かっても歌わない、ただ、歌う、って感じで、
ひたすら歌と向き合って、
終わったらへとへとで、でもうおーって叫びたい気分で。
悲しいニュースが続くと、
時々、何もかもクソだな、と放り出したくなる。
でも、世界が全部フラットになってしまったら、
たぶん音楽の居場所なんてない。
悲しみは声が大きいから、つい持って行かれてしまいそうになるけど、
静かに美しいものが、黙ってるけど強いものがあること、
忘れずにいたい。
プラスチックじゃない。
リサイクルも再利用もできない。
ダメなら道端に捨ててもらうしかない。
でもいいものなら、一生付き合っていける。
できるなら、そんな、はがねの歌を。
大事に磨きながらともに生きていける、はがねの歌を。
女4人の楽屋とか、ホント楽しくて。
気分は五社英雄の映画、みんなで化粧して、さっ、稼ぐよ、みたいな。
不完全で、不満足で、不甲斐なくて、不安で、不確かで、
その姿を晒しながら、そうじゃないものをあきらめない。
私もそうよ、だから好きよ、って思う。
静かな勇気は、共感になる。共感は、静かな勇気になる。
幾つか余分に歌詞を持って行ってたので、アンコールに対応できたんだけど、
迷わずに「愛している」を歌いました。
−−足りないものだらけのきみを それでもいとおしく思うよ
pianoriumu360°
2019.2.7(木)南青山MANDALA
01.秒針のビート(studio ver)
02.flower
03.理由
04.ひとり
05.月と坂道
E.C
01.愛している
そして季節は春を目指す。
25周年の着地は4/28,29東京弾き語り2デイズ、です。