図書館にて


101111

息子の本を返して新しいのを借りるだけのつもりが、
やっぱり自分のも借りてしまった。読みかけもあるのに。
タイトルとカバーの美しさにひかれて。
もう1冊、
ずっと読みたかったコーマック・マッカーシーの「ザ・ロード」も。

肩こりしなくて、
マッサージはくすぐったくて苦手なあたしにとって、
ライブ後のケアは活字、というわけで、
午前中、ちょっとゆっくり図書館で過ごした。
背を眺めて、気になるタイトルや素敵な装幀のものを手にとって、
ぱらぱらめくって、戻して、また違うのを手にとって。
近い将来、こういうことは、
贅沢な記憶として思い出すことになるのかなあと思いつつ。
あたしがオールナイトニッポンというラジオをやっていた93年当時は、
まだハガキの時代。
その後あっという間にメールの時代になって、
それはそれで両方経験出来てラッキーって思ってるけど、
ハガキを買って、書いて、ポストに入れて、
という手間暇とともに失われたものも確かにある、と思う。
新しい波が来たら来たでそれを楽しむしかない。
でもこういうことってもう2度と戻らないから、
図書館の、ホコリと紙の匂いに満ちた静けさの中で、
なんだかちょっと泣きたくなった。

ビデオ流出事件について。
特に意見を述べるつもりはないけれど、
犯人とされる人は、ルールを破って勝手なことをしたのだから、
普通に厳重に処罰して欲しいと思います。
議論はなされるべきだけれど、
この件を226事件にしてはいけないと、思います。
ま、もしそうなったら、
女子供の意見なんて屁の突っ張りにもならないと思うけどね。