日曜日、6年前に37で死んだ友だちの墓参りに行った。
進行の早い胃がんで、見つかった時にはもう手遅れで、
それでも1年くらい闘病したけど、死んだ。
30過ぎて疎遠になったけど、
若いときとても親しかった時期があったので、
気持ちの整理がつかなくて結局病院にはいちども行かなかった。
お葬式には行ったけど、墓参りも行ったことなかった。
ばかやろうと思ってたし、今もばかやろうと思ってる。
でも、やっと会えた、と彼女のお母さんは泣いてくれて、
お父さんは握手した手を何度も握り返してくれた。
彼女が死んだあと、
病室で、最後までシノハラが来ないこと気にしてたよ、と、
やさしい言葉で伝えてくれた仲間のひとりもうれしそうだった。
芋づる式に集まった昔の仲間たちとの緊急同総会宴会も楽しかった。
彼女の死は、みんなの心の中で生き続けている。
月並みだけど、それは、愛、だった。
だから、思い切って行ってよかったなあ、と思った。
ばかやろうだ、ホントに。
今日は毎年恒例健康診断第1弾。
内科、肺がん、眼科、オールA。
かかりつけのお医者さんは親切で大好きな先生なんだけど、
ここ数年、年にいちど健康診断でしか会わないので淋しい。
それがいちばんですよーと笑われた。そりゃそうだ。
親からもらった丈夫な体。
ありがたく使い果たさなくちゃ。
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