少年の日々


110517

息子が3歳の時、初めて買った自転車。
自転車好きのダンナが張り切って探して買ったんだけど、
サイズ16はまだ大きすぎて、
結局小さいのをもう1台買って、
小学校入って補助輪取れるまでそれに乗って、
その後やっと出番が来たもののあっという間に小さくなり、
先日新しい自転車買ってお役御免。
新しいのはサイズ24!6年生まで乗れるかな。

ウチの小学校のルールは、
2年生までは大人と一緒じゃないと自転車乗っちゃ駄目、
3年生になって交通安全の講習会という行事を経て、
晴れてひとり自転車オッケーというもの。
子どもたちは「免許がもらえる」 と言っている。
夏休み前には講習会があるのかな。
新しい自転車が来て大喜びの息子、うずうずしとります。

交通事故怖いから、自転車禁止、っていう親も、
世の中にはいるかもしれないなあと思う。
3、4人でつるんで自転車でぶわーっと走ってく小学生見て、
うわーこわーと思う時は確かにあるし。

でも、
友だちとぐいぐい走り回って、
ぶつかったり転んだり、ちょっと危ない目にもあったり、
そういう少年の日々の経験なしに大人になった男ってどうなのよ、とも思う。
先回りして危ないことをよけて、
ただ生き長らえたって、楽しくもなんともないじゃん。
明日自分は死なないって言い切れる人はどこにもいない。
命は簡単だけど、
生きるってことはそんなに単純じゃない。

ま、そんな大げさな話でもなく、
ほとんどの子は自転車びゅんびゅんかっ飛ばして、
無事に大人になるけどね。
普段は忘れてるけど、
だからこそ時々、無事のありがたさをしみじみ感じる。
忘れたまんまでいられる日々でありますよう、祈り、願う。
出来ることがすくなくなってきた、守れないことも増えてきた、
そう思う時、
ああ、子ども大きくなってきたんだなあとぼんやり思う。