作詞/作曲 篠原美也子
一日中ぼんやりとテレビばかりを眺めてた
世の中はあれこれと辻褄合わせのパレード
深い椅子の中から正義の味方が叫んでる
君の為 君の為 命さえも賭けるとわめいてる
走ったことない誰かがまた裸足のランナーを語る
誰が嘘で どれが本当 そんなことはもうどうでもいい
いい人はどこか照れ臭い 悪ぶってばかりは青臭い
目を閉じてるだけじゃせつなすぎて 声にならずにうつむいてるだけ
幸福は様々に不幸は一様に与えられ
薄い壁を隔てて辻褄合わせのパレード
似たようなトーンで正義の味方が叫んでる
負けないで 負けないで 本音で生きなさいとわめいてる
敗れたことない誰かがまた裸の負け犬を叱る
嘘っぽい真実よりもいんちきな現実の方が暖かい
大きな声は聞きたくない ヒステリックなのも好きじゃない
本当のことだけじゃ恥ずかしくて 声も立てずにうつむかされてる
白か黒 ○か× 勝ちか負け 善か悪
そんなものじゃ計れない それだけじゃ選べない
そんなことじゃもう決めたくはない
正義の使者は信じ難い やたらすねてるのも趣味じゃない
本当のことだけで生きて行けば きっと誰かをうつむかせてしまう
いい人はどこか嘘臭い 悪ぶってばかりじゃしょうがない
目を閉じてるだけじゃせつなすぎる
うつむかせたくないうつむきたくない