どんな悲しみさえ 最後ではないこと
気付いてしまったから 嘆くのがすこしむなしくなる
どんな喜びでも 長くは続かないと
わかってしまったから はしゃぐのがすこし面倒になるけれど
いちいち笑って いちいち泣いて
ちょっと照れて また始めよう
どんな愛だって 無敵なわけじゃないから
雨に濡れてばかりじゃ やさしさがすこし疲れてしまう
こんな冬の日には やがて春になって
風も心もあたたかくなるなんて 信じられないけれど
あなたを思って あなたを憎んで
ちょっとすねて また寄り添って
あと何度出会えるのだろう
あと何度味わえるのだろう
心揺らす感情に
いちいち笑って いちいち泣いて
ちょっと照れて また始めよう
いちいちうれしくて いちいち怒って
すぐに忘れて また始めよう
あなたに笑って あなたに泣いて
ちょっとへこんで また寄り添って
いちいち思って いちいち感じて
ちょっと照れて また始めよう