そしてまた誰かが船を出す 錨を上げて
どこを目指すのかはわからない 誰も知らない
古いラジオから聞こえてくる雨を告げる声
だけど帆を上げる
そしてまた誰かが叫んでる 声を嗄らして
信じて下さいと叫んでる 息を切らして
必ずきっと 今度こそは 砂のような嘘
そして船は出て行く
その怒りでその涙で 変わるものなどないとしても
その怒りがその涙が 道を示す compass rose
そしてまた誰かがくり返す 怒りを胸に
その日が来るたびに思い出す あの痛みを
遠い彼方から聞こえてくる 祈るような声
届くことはない
そしてまた誰かが目を閉じる 疲れ果てて
幸せも正義も今はただ 風に揺れる
長い戦いのその果てに何もないことを
すでに知り過ぎている
その希望でその笑顔で 行ける場所などないとしても
その希望がその笑顔が 道を描く compass rose
北の果てで海がきしむ 南の星は曇ってる
それぞれの行く先はやがて同じ終わりを目指す
思うことを 願うことを 守るものを捨てないで
この怒りでこの涙で 変わるものなどないとしても
この怒りがこの涙が 道を示す compass rose
その希望でその笑顔で 行ける場所などないとしても
予測のないその未来へ 道を描く compass rose
It’s my compass rose