作詞/作曲 篠原美也子
この街にあふれるざわめきに背中向けて
肩で息をしてたあの日をあなたは思い出す
両手に抱えた訳の解らない思いたち
名前も付けずにただきつく抱きしめてた
春が来るたびに何とかしようと思っては
ひとつまたひとつ行き止まりの扉の前
あなたは目を閉じて街の風に吹かれながら
誰のせいにもしたくないと言い聞かせてる
はやりの歌はいつも誰かの駆け引きで
運び込まれてくる夢たちを黙って選ぶばかり
本当にこれでいいのかとあなたはそっとつぶやく
どうしようもないことだと誰かがささやく だけど
本当にこれでいいのかとあなたは今日もつぶやく
胸の中で情熱が今も出口を探してる
この街のあちこち作りかけのビル眺めては
かたちにならないもののことをあなたは思う
両手にあふれる訳の解らない思いたち
時代と流行が勝手に名前を付けて行く
明日の地図はいつも誰かに仕組まれて
中途半端なまま何もかも巻き込まれてくばかり
本当にこれでいいのかとあなたはそっとつぶやく
気持ちは解るよ 誰かが肩を叩くけど だけど
本当にこれでいいのかとあなたは今日もつぶやく
胸の中で情熱が今も出口を探してる
あなたは目を閉じてただ風に吹かれながら
この街のかたちにはまらないものを思ってる
両手にあふれる訳の解らない思いたち
答えにならずにただきつく抱きしめてる
ざわめきは今日も街の隙間を満たしてる
ひとりひとりひとつひとつは言葉にならないけれど
本当にこれでいいのかとあなたはそっとつぶやく
生きて行くのだからきれいなことは言いたくないけど だけど
本当にこれでいいのかとあなたはそっとつぶやく
どうしようもないことだと誰かがささやく だけど
本当にこれでいいのかとあなたは今日もつぶやく
胸の中で情熱が出口を探し続けてる
胸の中で情熱が出口を探し続けてる